発声練習の後,まずはビクトリアの《O magnum mysterium》から取組ました。冒頭のソプラノ,そしてアルトの旋律から徹底的に①音楽の流れ,②ラテン語のアクセントの位置と表現の仕方,③母音による響きの安定,などを指摘し改善を要求しました。時間はかかりましたが,きちんと要求すると身体を使い出す(というか身体を使わないと対応できない)ので前回のようなピッチの下がりはほぼありませんでした。かなり時間はかかりましたが,やはり「大切なことに丁寧に,やるべきことを一つひとつやる」ことが近道なのですね。
次にモーツァルトの《Wiegenlied》。団員Aさんが読みやすいように歌詞を書き直し読みカナをつけたものを作ってきて配り,団員Bさんは歌詞の譜割が見にくいからと各パートごとに歌詞の譜割を書き改めた楽譜を作ってきて配っていました。この楽曲をなんとかものにしたい!という団員の方々の意欲を感じたので,練習でもドイツ語のニュアンスが生きるように徹底的に改善に取組ました。これもかなりの時間がかかりましたが,なんとかドイツ語っぽく聞こえるようになってきました。
続けてシューベルトの《Wiegenlied》。こちらはモーツァルトのものより音符がスカスカでかつ短いので(あるいはモーツァルトの練習で力をつけたのか)取組やすいようでした。
3時間半,びっしりと外国語に取組んだのでだいぶ疲れたようで,16時40分ころには強化練習を終えました。でもこの日は「やればできる!」ということがわかった練習でした。次回は8月26日(木)の通常練習です。4週間ほど間が空くので心配ですが,「やればできる!」はずなので,メゲずに「大切なことに丁寧に,やるべきことを一つひとつやる」ことを忘れずに取組たいと思いました。ご参加の皆様,お疲れ様でした!
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