2025年3月15日土曜日

【合唱研第40回:活動報告】音下がり対策

  3月15日(土)の午前中,水沢教会で第40回になる活動を行いました。バス3名,テノール4名,アルトとソプラノはそれぞれ12〜3人でしたので三十名強の参加でした。前回水沢南地区センターの音楽室での活動では,「音下がり」という大問題に直面したので,今日はなんとか解決策を見出したいと思いながら会場に向かいました。

 はじめの発声の時間には,体の使い方についての質問がありました。腹部を絞った後ゆるめることについてでした。皆でチェックし合いながら,呼気動作後の筋肉の緩み具合について考えました。

 楽曲の練習に入る前に,ハンドサインを体験してみました。コダーイ・システムで使っているものです。これによって,音高想起の精度を上げることに取組みました。予想通り,音程が清潔でなく「ピシッ」とその高さにはまる感じがあまりなかったので,よくない音程の部分を何度の検討してやり直しながら音程感覚を鍛えました。

 ア・カペラのパレストリーナは《Agnus Dei》に取組みました。順番では《Sanctus》だったのですが,《Agnus Dei》のほうが順次進行が多かったので,音高を想起しやすいのではないかと考えたのです。アルト,バスと全員でおさらい(移動ド唱法)し,完全4度の上がりや下がりが不安定だという弱点がみつかりましたが,音の下りはだいぶなくなりました。

 その後テノールをおさらいしたのですが,これが下がりまくり!ということは,高音域で音高調節機構をうまく操作できないという新たな課題ということです。発声法の問題ですね(「音程優先」で歌うことへの価値づけの問題もありますが…)。今回は歌詞唱までは進みませんでした。

 後半はラターの《Look at the world》を歌いました。リフレインされる「Prase to thee oh Lord…」の部分を取り上げ,「音下り対策」を施しました。少しずつ下がり幅は少なくなったのですが,解消とまではなかなかいきません。他の歌いづらいところの歌い慣れ練習などをし,最後に通して歌ったところ,ア・カペラになる「Prase to thee oh Load…」の部分がほとんど下がりませんでした!本日の成果が現れて嬉しく思いました。

 最後に《For the beauty of the earth》の最後,拍子が変わるところをゆっくり繰り返し,表紙の変化に慣れることをやりました。

 「音下がり」解決に向けて,次回は発声法の工夫にも取り組んでみたいと思っています。次回は3月30日(日)これも9:30〜12:00(水沢南地区センター)です。よりよい音楽目指して,またいろいろなことに挑戦しましょう。

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