1月16日(木)の夕方,合唱小アンサンブルコンテスト前の盛岡某高音楽部の部活に30分だけ顔を出したのち,盛岡のラッシュを避けるべくすぐに車で宮古に向かい,19時〜21時の宮古木曜会合唱団の通常練習に行ってきました。
先日の日曜日に行った強化練習は宮古高校音楽部員も含め多くの方が集まり(ピアノも鳴り)充実した響きで練習できたのですが,木曜日の夜の通常練習は近場の方だけですし,お仕事で遅れる方もいらっしゃって(仕事のない私は時間通りに行くようにしていますが)開始時は人が少なめで音楽も自信無げです。この日はいつも4〜5人いるアルトも2名だけ,いつも早くから来ているバスは最初は一人もいない(その代わりいつも少ないテノールが最後は3人に)という状況で,いつもとさらに違った感じのスタートでした。
◯作曲者のAle Mölerさんについてはこちら
◯《Glaspolskan》の原曲はこちらの9曲目
最後にヴィクトリアの《Teadet anima mea》を練習しました。日曜日は後半にいくに従って集中できず乱れていく感じだったため後半を少しだけやったのですが,この日は改めて後半を丁寧に取り上げて扱ってみました。①意味を想起しながらラテン語を音読する→リスム読み,②音読と同じニュアンスで自分のパートの音をつける,というサイクルを1節(数小節)ずつやりました。①の段階でもただの発音の羅列になってしまうので意味を繰り返し確認し,改善されない時は自分の読みを真似してもらうようにして繰り返しました。よくなったと思って②に進むとすぐに音符歌いに戻ってしまうので再びしつこく気づかせ修正させ真似させることを繰り返しながら,ラテン語への「慣れ」を高めていきました。単調な練習ですぐに何度も直されるので団員の皆さんは相当に疲れたことと思います(私も疲れましたから)。でもこれらができないとだめなんです。歌い手が①何を言っているか意味がわからない,②どう表現されればいいかゴールがわからない,こんなまま歌っていては,聴き手になにも伝わらないばかりか聴き手はうんざりして帰ってしまいますから!前半も含めなんども繰り返して,この曲を見通しを持って歌えるようにしていきましょう。
時間ぎりぎりまで練習した後の帰り道,国道106号はあわやホワイトアウトかというほどの吹雪で路面もアイスバーン!「これがいつもの冬の106号」といった感じでした。あと2ヶ月,地道に取り組んで一歩でも良い音楽に近づいていきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿