4月7日(日)13:30〜16:20,Zホールの中ホールにて,「Zホール福井敬ふるさとコンサート特設合唱団(通称Zホール合唱団)」の2回目の練習を行いました。前日の演奏会の疲れが全身にありましたが,それとこれとは別問題ですから,元気を出して頑張りました!
この日は新年度になって初めてとあって,奥州市文化振興財団の理事長や奥州市文化会館の館長に新しく就任なさった方々のご紹介のセレモニーの後,練習に取り掛かりました。
で,練習の前に一つ,大きな提案をしました。それは「各練習の始めの1時間を使って学習会をしませんか?」というものでした。一般公募の合唱団,それも100名を超える規模ですから,合唱や音楽についての理解の質も程度もさまざまです。そのままだと,私の指導が各自のニーズに合わないものにもなりかねませんし,参加者が無駄と感じられる時間ができるかもしれません(簡単に言うと,分かっている人には「簡単すぎる,そんなの必要ない」と感じられたり,苦手な人には「難しすぎる,何やってるか分からない」と感じられたりする時間が長いともったいないってことです)。題して「合唱を通して音楽について学んでみませんか? (合唱を100倍楽しむために!!)」という学習会です。初期の4回の練習の各時間の初めの1時間をその学習時間にすることにご同意いただきました。4回のテーマは次のようなものです。
- 4/13(土) 9:00- 9:50 【楽譜のしくみを知ろう】…楽譜の仕組み
- 4/20(土) 13:30-14:20 【旋律の覚え方のコツをつかもう】…移動ド唱法
- 4/27(土) 9:00- 9:50 【イタリア語を読めるようになろう】…発音のしかた
- 5/11(土) 9:00-9:50 【より良い声で歌えるようになろう】…発声法の基礎
その後いよいよ練習開始でした。前回の第1回の練習の際には全曲の概要を掴みました。今回は配布された楽譜のページ順に復習しながら深めていきたいと考えました。
1.「精神歌」…主・副の両旋律を復習した後,2部合唱にチャレンジしました。高声部(ソプラノ,テノール)は主旋律,低声部(アルト,バス)は副旋律です。初めは少々釣られ気味でしたが,繰り返すうちにそれぞれの旋律を釣られないで歌えるよになりました。
2.「風の又三郎」…ユニゾンなのでそのまま繰り返して歌いました。また「シンコペーション」,「アッチェント(アクセント)」,「クレッシェンド」などの意味を確かめてやってみました。
3.「夏の思い出」…主旋律を使って,①体を楽器と考えてより良い音を出す,②その音で音楽をつくる,③その音楽に言葉を乗せて意味(情景など)を表現する,といったことにチャレンジしました。また,省略する音については次回の練習で確認することとしました。次回はプロジェクターなどを準備してもらう予定なので。
4.「誰も寝てはならぬ」…変拍子の仕組みを簡単に説明し,歌詞なしで歌ってみました。オペラの歌唱でよく言われる「声楽的に気持ちがいい」状態を目指して,4小節だけでしたが歌詞なしで歌ってみました。
5.「乾杯の歌」…全体を見通すことの復習をし,①第2部分ユニゾンの部分を歌詞なしで復習,②第1部分の「実質2部合唱」の部分を歌詞なしで歌う,③第3部分の前半(同音反復のところ)を各パートに分かれて(これも歌詞なし)声にしてみました。
皆さん一生懸命に,でも楽しそうに取り組んでいました。
高校時代の先輩で関東にお住まいのHSさんがご参加くださいました。私の名前があったから来てみたとのこと。また「水芭蕉」に関連した話題の中で岩泉町の釜津田の話をしたら「私も昔住んでいたことがあります」という方が休憩時間に声をかけてくださいました。こうやって人の繋がりが増えていくことが,今回のような(半官制の)取り組みの大事な目標の一つと思っています。「休憩時間が10分未満では短い」という話も今日出ました。交流する時間が欲しいようでした。Zホール合唱団の取組を通して,お友達がたくさんできるといいなと思っています。みんなとお友達になったら「ともだち100人」ですからね!
次回は4月13日(土)9:00からは学習会の部(テーマは「楽譜の仕組み」),10:00からが全体練習の部となります。興味を持たれた方はぜひご参加ください。申し込みは4月13日まで可能ですよ!!
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