4月13日(土)の9:00から,Zホールの中ホールで8月11日に開催される「福井敬故郷コンサートvol.3」の特設合唱団の3回目の練習を行いました。前回ご了承いただいたように,はじめの1時間は「学習会」タイムとしました。100名ほどの合唱団員のうち9時に集まった方は20名ほどでしたが,学習会タイムの間に40名ほどにまで増えました。
第1回のテーマは「楽譜の仕組み」でした。五線のこと,段のこと,ソロと合唱の区別などを,スクリーンに示した楽譜を見ながら説明しました。その後,小節番号を書き込む実習にも取り組みました。
入門者にとって特に難しいのは「段」のようでした。オペラの合唱譜などは,ソロだけの部分は「ソロパート+ピアノの大譜表」なのですが,合唱の部分になるとソリストパートの数も増えるためにいくつもの五線譜が同時進行するようになります(前のページはソロだけで5段の楽譜が,ページをめくるとソリと合唱で1ページ1段で進む,なぁんて部分もあります)。この変化に目を回すようでした。そこで,それは楽譜出版社の都合でそうなっていることや,五線譜の左端の縦線に注目するといいことなどを書くページについて確かめ,音楽の進む順序=小節の順番を確かめ,小節番号を振っていきました。
計画では,五線と階名の関係まで扱おうと思っていてレジュメもそこまでで1枚にまとめたのですが,時間切れでした。残した分は次回に扱うこととしました。
同じく指導を担当しているST先生には個別に見て回ってもらって,困っている人のフォローをしてもらい,大変助かりました。
後半の2時間は前回の復習として「精神歌」は2部合唱,「風の又三郎」は暗譜に取り組み,「乾杯の歌」はいずれも歌詞なしで,第1部分(ユニゾン部)は復習,第1部分は実質の二部合唱,第3部分は4つのパートの各旋律を歌ってみる,ということに取り組みました。
はじめて実施した学習会の部,以外に参加者が多くて「需要が多いんだなぁ」と感じました。小学校教員の皆様,生涯にわたって音楽を楽しむための資質・能力の一つとして楽譜の基本を理解させることは大切なことです(楽譜が読めないから音楽は苦手,と思っている人は多いようです)。小学校で学ばせるべきことを機を逸することなく学びとらせてくださいね。
次回は来週4月20日(土)13:30〜16:30Zホールの会議室だったと思います。始めの1時間の学習会はテーマを【旋律の覚え方のコツをつかもう】として移動ド唱法について触れてみようと思っています(準備を入念にしておかなければ!)。1時間でできるかな?多くの方のご参加をお待ちしています。
今日の学習会の部は移動ドの仕組みを扱います。それから手を加えた新しい楽譜をお配りします。ぜひご参加ください。場所は展示室だそうです。
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