この合唱団は常設ではなく奥州市文化振興財団が企画する公演ごとに募集され,希望する方が集まる合唱団です。そのため運営などを担当する事務局は奥州市文化振興財団が担います。事務に関する仕事の分担(団長などの組織分担,ポスター係やチケット係などコンサート実施のための役割分担,会場確保や謝礼準備など)がないだけでなく,なんと参加費や月謝そしてチケット責任販売もありません!集まってきて歌う,練習する,終わったら帰る…アマチュア合唱団に参加している身からすると,なんとうらやましいことでしょう!Zホールの周年行事である市民オペラ(2022年は《トスカ》),岩崎宏美・良美コンサート(2023年),福井敬ふるさとコンサートvol.3(2024年)と皆このスタイルでステージに立ってきました。
したがって,毎回の練習はZホール内の施設を(調整の上)優先的に使わせてもらえます。普段は大中ホールでは催し物があることが多いので展示室で練習することが多いのですが,今回はなんと大ホール,つまり本番のステージを使うことができました!(これも一般のアマチュア合唱団では難しいことですね。もちろん無料です。)しかも練習開始時点からステージ上にはすでに,山台の位置に合わせてビニールテープが貼られ,「◯列◯番」の付箋が貼られた椅子まで並べられているのです!今回は立ち位置のおおよそも確認することができました。
及川先生は第1ステージ「イタリア民謡」を演奏曲順に練習されました。途中にテノール歌手の中鉢聡さんのソロも入ることもお話しされつつ,レッスンは進みました。ステージで歌っていると,本番を想定して客席を見ながら歌うことができました。女声合唱の際は時客席に降りて聴くこともできました。広いホールで聴くと90人ちかい合唱団は,音のまとまりはあるのですが,音の重さや声の飛びの悪さもよくわかりました。残された練習(8月30日,31日,9月6日…あと3回!)でなんとか改善したいと思いました。
第2ステージ「日本民謡」の練習も演奏曲順に進めてみました。各曲でもっともっと整理すべき点があったのですが,1時間だけでしたので全体の流れを理解していただきつつ全曲の音を出すことを優先して行いました。本番まで1ヶ月弱となったこの時期に本番のステージを使って練習できる利点をあらためて感じるとともに,その贅沢さや事務局である奥州市文化振興財団のスタッフへの感謝の気持ちも感じました。
本番は9月14日(日)です。多くの方のご来場をお待ちしています。さらに,同様の企画で進められる予定の2027年に公演予定のオペラ《トゥーランドット》の合唱への多くの方の参加もお待ちしています!
0 件のコメント:
コメントを投稿