2024年4月21日日曜日

【演奏会・聴いてきました】仙台宗教音楽合唱団 第39回演奏会


  4月21日(日),午前中に自宅を出て,高速道路を通って仙台市北部の泉ICで降り,泉中央にある「まんみ」で昼食をとった後,旭ヶ丘の日立システムズホール仙台に向かいました。知り合いの多い仙台宗教音楽合唱団の久しぶりの演奏会を聴くためです。実はこの団体と一緒に演奏することはよくあるのですが,演奏会を聴きに仙台まで行くことはあまりありませんでした。当然,日立システムズホール仙台に入ることもあまりありませんでした(往復400kmの運転,久しぶりで身体に疲れが…)。盛岡の合唱団のY先輩からチケットを2枚頂いたので思い切って出かけました(Yさん,ありがとうございました)。

 プログラムは3曲,演奏者は以下の方々でした。
①J. S. バッハ作曲 カンタータ「Wer nur den Lieben Gott läß walten」BWV93
②M.R. ドラランド作曲 グラン・モテ「深き淵より我汝を呼ぶ」
③J. S. バッハ作曲 カンタータ「Christ lag in Todes Banden」BWV4
指揮:佐々木正利
独唱:藤原優花(S),在原泉(A),西野真史(T),及川泰生(B)
管弦楽:仙台宗教音楽アンサンブル(コンサートマスター:宮﨑博)

 ①は11月に東京盛岡で自分も演奏した(りリハで振ったりした)カンタータです。第1曲の12/8拍子を正しく守ることが難しく器楽内でも乱れかかったのでハラハラしましたが,合唱は盤石でした。ソリストも音楽的な発信がしっかりとされていて,楽しめました。泰生君がよく伸びていました!②はフランス的でそれなりに楽しめました。③はかつて何度か演奏したことがあるカンタータとても難しい作品ですが,丁寧に端正に演奏していました。

 やはり生の器楽アンサンブル,ポジティフのオルガンで演奏されるバロック音楽はたまりません!人間の声と楽器の音が自然に合っていきます。ソリストはもちろん合唱団員も良い音が身体から出ているのですね。

 最近盛岡の合唱団でも感じていたのですが,以前より言葉の明瞭さに欠けるように感じました。コロナ禍でお腹の使い方が弱まっているのかも。表現の幅を広げるためにも言葉の明瞭さを求めていきたいと思いました。

 6月にドイツに一緒に行く方々の顔も多く見られました。仙台在住じゃないはずなのに顔が見られた方も数名いらっしゃって,遠方から通って練習に参加されていたのだろうと,その熱意に頭が下がる思いでした。熱気の伝わってくる久しぶりに生演奏でした。

 たくさんのチラシがプログラム・パンフレットと一緒に手渡されました。仙台って本当に多くの音楽会があるのですね。それからお知り合いのつながりにも驚きました。知り合いの知り合いという方が私の身近な方だったりとか。世間は狭いと思うと同時に,そんなつながりができるほど長く音楽やってきたんだなとも思いました。

 今度は盛岡バッハ・カンタータ・フェラインと仙台宗教音楽合唱団,そして山響アマデウスコアとのBach-Kantaten-Verein Ostjapanとしての合同練習会もあります。ライプツィヒでの演奏に向けて,がんばりましょう!

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