2023年5月28日日曜日

【演奏会・やりました!】声楽発声の原理を再確認

  盛岡バッハ・カンタータ・フェラインが「ライプツィヒへの旅 Vol. 3」をやりました。
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日時:令和5年5月21日(日) 14:00〜
場所:岩手県公会堂大ホール
演奏曲目:BWV27,BWV140
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 今回もコラール・カンタータ的な作品を2つ取り上げ,佐々木正利先生のレクチャー付きで,多くの会員がソリストを担いながら演奏しました。合唱は40数名,ピアノとオルガンの伴奏付きでした。入場者数は135名との発表がありました。会場の岩手県公会堂大ホールは2度目の使用。山台を3段組もうとしたら箱が足りないなど,ちょっと残念なところもありますが,何より歴史的建造物,岩手県の登録有形文化財とのことで,昭和初期の趣の残る建物です。友人のK氏が建物脇で曰く,「ドイツの教会での演奏会を控えている時みたいだね」。なるほど!

 演奏はもちろん楽しんでできました。本番で聞くレクチャーも大変ためになりました(もちろん,無料で配布された24ページに及ぶ「鑑賞の手引き」も)。でも今回最も強烈だったのは,我が1steコンサート・マスターのOK氏の発声指導でした。発声に関わる生理学的なことに加えて,声や言葉の文化論的な視点,さらに歌うことについての心理学的な視点からもアプローチされた,非常にためになる発声練習でした。日本生学発声学会の「学会通信第49号」に理事の小森輝彦さんが書いている「赤ちゃんの声」と題した記事と通じる見方・考え方でした(簡単に文字にして表現することはできません…)。

 喉が解放されていて,流れる息に音が乗って無理なく響いていく感じ!これからの指導に生かしていけるようさらに学んでいこうと思いました。

 第4回の前に,11月5日(日)に「H.ヴィンシャーマン・メモリアルコンサート」を盛岡市民文化ホール大ホールで開催します。オーボエの印象的なカンタータ3曲(BWV27,93,104)です。久しぶりのバロックオーケストラとの共演です!ぜひ聴きにいらしてください。

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