練習開始時刻に多団体の方は3名来てくださったのですが,宮古木曜会合唱団のメンバーが少ない…男声はゼロ。とりあえず女声だけで冒頭のユニゾンから練習を始めました。声のことも気にはなりましたが,「音符歌い」からの脱脚が優先と考えて,①ピアノがリズムを刻んでいない部分のテンポは不定な(伸び縮みする)こと,②同じ音価で示される音符でも言葉に応じて長さや重さが変わること,③言葉のまとまりで歌う(息を流す)こと,④日本語は語頭に重さがあること,⑤どの音域でも強さを一定にする意識を持つこと…などなどをユニゾンを使って確認しながら練習しました。宮古木曜会合唱団で普段から口うるさく言っている(のでわかっている(けれど身に付いていない))ことですが,他団体の方もすぐに理解しチャレンジしてくださいました。
そのうちメンバーは(男声も)少しずつ増え,混声4部合唱の部分も練習できました。前述⑤に加え,⑥どのパートが主旋律かを考え確認しながら歌うことで副旋律パートの役割を意識してもらいました。そうしながら1時間でなんとか最後まで確認することができました。急な提案にもかかわらずご参加くださった他団体の方々,ほんとうにありがとうございました。当日は皆で一緒に良い音楽をしましょう!
後半はまず,心配していたドイツ語の《緑の森よ》に取組もうと思って始めたのですが…はじめの日本語に予想以上に時間が取られました。そして2番以降のドイツ語はさらに…。前回よりも覚束なくなっているように感じました。そのためもう1曲の《見上げてごらん夜の星を》は20分くらいしかできませんでした。
思っていたのとあまりにできが違っていました。「本番は日本語だけにしようか…」などという考えが練習中によぎったりもしましたが,定期演奏会でドイツ語の楽曲に取り組みたい,そのために今回のステージで《緑の森よ》はある程度かたちにしてしまいたい(というかそうしないと間に合わない),という団員の皆さんの願いや見通しを一方的に反故にすることもできません。なんとかしようと改善のために様々チャレンジしたのですがうまくいかないまま時間切となりました。23時前に自宅に帰って振り返ってみました。原因は(ドイツ語を読めていないのはもちろんありますが)発声の浅さ,堅さにあるように思えました。喋ることに夢中になって会話発声になってしまい,声の響きが失われているのではないか。次回(といっても本番日の午前中ですが)は母音唱に戻ってそこから積み重ねるしかないと思いました。基本を疎かにせず丁寧にこつこつ取組んでまいりましょう(と自分に言い聞かせています)。

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