2025年2月27日木曜日

【宮古木曜会合唱団】さらなるレベルアップを目指して

 


 2月27日(木),15:00〜17:00に盛岡某高音楽部で新曲の「移動ド唱法初見大会」(?)をやったあと宮古に向かい,19:00〜21:00山口公民館で宮古木曜会合唱団の通常練習をやってきました。参加者はS2→4, T1→3, B1, A2→5ととりあえず全パートが揃ってスタートできました。

 先日,ある演奏会を聴いて期待通りではなかったという経験をしたので(「音はあるけど音楽がない」ってやつ),宮古木曜会合唱団の定期演奏会ではそうなってはいけない!と思い残り少ない貴重な今回の練習に向かいました。

 発声練習の後,《岩手県民の歌》。声の「張り」「漲り」が無くエネルギーが足りなかったので,腹をしっかりと使った声を出して音を響き合わせることに取り組みました。次に《O Musica》。これも同じ課題に直面したので,子音の発音を勤勉にすることを要求したら音質も改善しました。《Glaspolskan》もまたまた同様…。皆さんの腹が弱いのか,皆さんの性格が優しいのか,私の好みがそちらに向いているためかわかりませんが,腰砕の音では魅力がないのですよ!

 《七里浜》でも同じ傾向はありましたがだいぶ改善されてきた感じでした。この曲の難しい点は,divi.なしで作曲しているので少ない音で和音が構成されていること,各パートの音の役割を意識しないと和音構成音のバランスが悪くなり響きが落ち着かなくなることなどです。具体的には5度の音が省略されて根音と3度と7度と9度の4つの音で和音が作られていたり,主旋律なのに9度の音が長く続いたりといった部分が少なからずあるのです。このあたりを理解していただいて,かつ良いバランスの響きを頭に入れていただかないと,全体がまとまらないという難しさです。部分部分をとりあげてそんな練習をしました。

 後半はモーツァルトの《雀のミサ》(KV.220)。今回は「Credo」です。ここでも声の「張り」「漲り」が足りないので腹を使って息を流して音を作ることを課題に練習しました。また,言葉の意味が表現されていなかった(久しぶりで忘れてた?)ので再度確認しながら,ディクションを確かめて歌う練習をしました(が,前半分で時間切れでした)。

 本番まであと1ヶ月を切り,3月2日(日)の強化練習,3月13日(木)の通常練習,3月20日(木・祝)の強化練習の3回となりました。合唱団のポテンシャルを引き出し,より良い「音楽」を聞き手にも歌い手にも体験してもらえるよう頑張ります。

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