10月19日(土),午前中,かつて9年間勤めた職場の学習発表会で子どもたちの成長の様子を楽しみ,その午後,合唱音楽研究会奥州の30回目となる活動に取り組みました。場所は日本基督教団水沢教会です。
開始予定の14:00少し前に会場に着いたら,すでに練習が始まっていました。自主練習です。全回苦戦したパレストリーナの《Kyrie》が玄関前まで聞こえてきました。とても嬉しく思いました。自分たちで必要性を感じて自分たちでなんとかより良くしようと行動に移せる人たちだということですから!もともとそのような方々なのかも知れませんが,合唱音楽研究会奥州の活動に取り組む中でそのような考え方が強まったとすれば,活動してきた成果の一つと思えるからです。
翌日の胆江合唱祭で演奏する曲は3曲。その内2曲はJ. ラターの賛美歌ですが,こちらはだいぶ慣れてきていたように思います…少々歌いすぎ・母音出しすぎではありました。
問題は無伴奏のルネッサンス音楽,パレストリーナの《Kyrie》です。前回は何度やってもピッチが下がりまくりで,様々な手立てを講じてみたもののどうにもならず完敗したのでした。「今回はどうやったらいいか…」と考えていました。じつは今週盛岡バッハ・カンタータ・フェラインでは2回のパート練習を行ったのですが,その際,響きが安易に落ちる傾向をパートリーダーに指摘されました。そこで自分の耳にもその傾向があると思って集中して聞くと,声の響きのポイント,ピッチ,音色などの聞き取りに甘さがあったことがわかりました。そこで響きが落ちる(意図せず変わってしまう)ポイントを細かく丁寧に指摘して改善を試みたところ,全体のピッチの下がりも改善してきました。私の耳の悪さが原因でした。それにしても会員の皆さんの「向上的変容」には驚きました!
胆江合唱祭は私たちの活動を演奏を通して地域の皆さんに知っていただける貴重な機会です。少しでも良い演奏をして,良い音楽を届けたいと思います。江刺のささらホールで13:00からです!!
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