9月18日(水)の夜,奥州市水沢のアスピアでアンサンブル・コンフオーコの練習がありました。10月20日(日)の胆江合唱祭に向けて,フォーレ作曲の小ミサから《Kyrie》,ラター作曲の《永遠の花》,まつしたこう作曲の《ほらね,》の3曲を練習しました。前回は2週間前で2回目,発声の問題から音程が正しく取れずに悩みましたのでした。
久しぶりに盛岡駅まではスクーターで行き,16:53発の在来線に乗りました。車中では読みかけだった,ラテン語さん著『世界はラテン語でできている』(SB新書641,SBクリエイティブ株式会社刊)を読み進めていきました。ラテン語が今日に生きている様子がわかり興味が広がりますよ。ちなみに帰りの列車は20:51水沢駅発で21:57盛岡駅着の在来線でした。
発声練習では比較的喉も開き,柔らかく良い音が出始めてきました。音程に影響を与えた前回のような硬い声はだんだん抜けていきました。その息遣いで《Kyrie》に取組みました。最初に歌詞をつけて歌ったのを聞かせてもらったのですが…ガチガチの「音符歌い」でした。さっきまでの発声練習で出していた「音」はどこへやら。そこで,同じ「楽器」から出ていたはずの「音」を取り戻すことに取組みました。だって,さっきまで伸びやかで柔らかいいい音だったんだもの。
歌詞や言葉ではなくまずは「音」で音楽してもらうために,自由で曖昧な母音で歌わせました。基本の「一筆書き」の息づかいです。そして《Kyrie》はフォーレらしい和音の変化が魅力なのに,皆さん淡々と自分の旋律だけを見て歌っていくので,「和音の変化を感じましょう」「次の和音を予感させ(予感し)ましょう」と,ゆっくりテンポで歌わせました。1オクターブでユニゾンになるところもそれぞれのパートがてんで別な歌い方をしていたので,ちょっと聞き合わせたらぴったり合うようになりました。でも…歌詞をつけて歌って崩れるのが怖かったので,今日はここまでにしました。
気になったので「う段」の母音の発音の際に口腔が極度に狭くなることと,1小節の後半に8分音符が4つ続くリズムパターンの際に音符歌いが顔を出すことでした。後者は意識づけることである程度改善できたと思ったのですが,前者はすぐに元通りの浅い「う」に戻ってしまいます継続的に意識づけていくことが必要と感じました。
最後の20分くらいで《ほらね,》に取り組みました。「歌詞を覚えてないと,歌い出す前のブレスが取れませんよ」と前回お伝えしたら,この2週間で暗譜して歌っていらっしゃる方があり,振りながら驚いたとともにとても嬉しく思いました!この曲はメッセージを伝えるために言葉を生かすことがポイントと考えています。音符のリズムに乗って(載せられれた)次々と歌う(歌わせられる)のではなく,一つ一つのフレーズでメッセージを語り伝える丁寧さを求めていきたいと思いました。
次回は2週間後の水曜日。残りは3回となったそうなので,よりよい音楽を実現しながらより楽しめるようにしていきたいと思っています。(大地讃頌,次回やりまショウ。)
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