9月14日(土)の午後,日本基督教団水沢教会にて合唱音楽研究会奥州の27回目の活動に取り組みました。前回は胆江合唱祭に向けての3曲の見通しを持てるところまでいきましたので,今回はさらに先に行ければいいなぁと思っていました。
初めに,ハーモニーすることに時間がかかりました。2つのパートが音を出して8度音程(1オクターブ)でハモるのはできるのですが,5度音程になるとなかなかスッキリしません。後から音を載せる(出す)パートの中で音程に幅がありすぎるのです。5度音程は基本中の基本ですから…。その後長3度や短3度の音も入れて,長和音や短和音を作る練習をしました。「和音」の仕組みについての質問も出るなど,興味を持って取組んでいたようでした。
なかなかよくハモれない原因は,自分の音を正しく聴けていないことにあるように感じました。実際に音を出す前には①音高をオーディエーション(思い浮かべること),②実際に息を送って声帯を振動させ,③口腔で響きを付けることで音高を伴った「音」になります。①の際に思い浮かべている音高が人によって異なることはそう多くないように思います。②の際に息の送りが少なくて振動数が上がらない(コントロールできていない)ということは大いにあり得ます。③の際に正しい音高の成分を響かせて増幅させることができなくなっている可能性も大いにあります。
ですから,大切なことは「自分の音を聴く」ことだと思います。モニターすること。さらに自身のモニター機能が不正確な場合もありますから,他者(聞いている人)の評価を信じて従うことも大切です。「私は正しく出しているのに,なんで合わないんだ…」と思っているうちはより良い音楽に辿り着けません。まぁ何事も同様ですが。
この日はしつこくハモリについて取り組んだあとは,他の曲でも良い音程感覚で歌えるようになってきたと感じました。これからも丁寧に取り組んで,自分の耳を鍛えていきましょう。
最後に《大地讃頌》に取り組みました。「合唱研で日本語の曲に取り組んだら,どんなふうになるかやってみたい。」とだいぶ前に会員の方に言われたことがありました。今回の《大地讃頌》は10/21の胆江合唱祭の合同合唱のための取り組みではありますが,この機会に日本語をどう歌うかってことについても学んで行けたらいいなと思っています。
活動の終わりに会長から胆江合唱祭の打ち上げの提案がありました。懇親を深める機会がほとんどないグループですから,とてもよい企画と思いました。また,他団体の関係で参加できない方も多いと思いますので,12月には忘年会も計画しているようです。ご安心ください。
次回は10月12日(土)同じく日本基督教団水沢教会です。本番に向けてより良い音楽を作ってまいりましょう!!
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