5月21日(火)の夜,午後の盛岡某高音楽部の指導の後,盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの通常練習に行ってきました。舘坂橋教会です。日曜日(5月19日)の強化練習で,各パートとも先生から様々な改善点が指摘されたので,それの克服すべく4つの部屋を借りてパートごとに分かれて練習に取り組みました。フェラインとしては久しぶりの一斉パート練習です。
テノールは4〜5名でした。「a」の母音になると音質が下がる,というか使えない音になる…これを改善すべくパートリーダーのNM君が指導してくれました。先生から指摘されたところだけでなく共通する様々な箇所を取り上げ,1音1音を手本を示して歌わせて評価し,何度も粘り強く取り組んでくれました。
ちょっと気を抜くと「楽な発声法」に陥ってしまって,音質が犠牲になります。音量も大きくなったり,ディクションも乱れます。かといって発声のことだけを考えて歌っていると,歌の内容がなくなります。声楽的に充分に訓練されてきていない者にはとても難しい「運動」なのですが,これができなければドイツまで行って招待に答えてライプツィヒのプロの演奏家と一緒にバッハを歌う意味がありません。
十分にできるようになったとはまだまだ言えないので,各自で練習を重ねて次週のレッスンを迎えることになりました。せっかくの演奏機会ですから,「日本人が頑張って演奏しました」というレベル(意識?)の演奏でなく,ドイツ人の期待するバッハの音楽,いやそれ以上の音楽を演奏したいと思います。通常練習はあと1回。より良い音楽を目指して練習しましょう。
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