3月7日(木),この日は宮古木曜会合唱団の本番前最後のレッスンでした。奥州市で業務を終えてから,借りた自家用車で宮古市までおよそ2時間。例年とは違って路面は乾いていて,立丸峠もアイスバーンにもなっておらず,走りやすいのでした。おまけに日も長くなり,遠野あたりまでは周りがまだ明るいのです。春が近づいていますね。
もう一人の指揮者S君の発声練習ののち,まずは伴奏付きのバッハのフーガ(でもテノールがいない)をおさらいしました。声を出しやすい楽曲を使って身体が鳴るようにしたかったのです。止まることはなかった(!)ものの,先が見えていなくて場当たり的に音が出てくる感じでした。テーマを区別することや,どの音域でも同じように音楽することなどに取り組みました。そしていよいよ前回全滅だったラテン語無伴奏宗教曲の2つに取り組みました。パレストリーナのモテットは(このころにはテノールも来た!)立ち位置をシャッフルして歌ってもらいました。互いに聴き合って欲しかったからです。聴かないで歌っている(声を出している)からハモらないしテーマの引き継ぎもできないし,結果統一感も生まれないのですよね。でも,前回よりいいできでした。「この間,練習したの?」ときくと,首を縦に振った人が半分くらいいました。個人練習をしたのだそうです。自分のパートを見通しを持って歌えれば,他のパートが耳に入ってくるんですよね。
もう一曲のグリーグのモテットもだいぶいい感じでした。発声に無理がないのが良い点です。この曲はホモフォニックなので,和音の構成音のバランスを調整して…というか,和音を構成する各パートの役割(主音なのか,第5音なのか,第3音なのか…)を理解してもらって合わせていくことで,響がよくなっていきました。聞けばこちらも個人練習をしたとのこと(首が動かなかった方も半数くらいいましたが)。
当然のことながら,自分の弱点は自分で克服しようとすることは基本中の基本。「練習会に参加すればなんとかなるだろう」ではいつまでたっても上達は見込まれませんね。あと1週間,より良い音楽ができるように個人練習にしっかり取り組みましょう!
本番は3月17日(日)宮古市民文化会館大ホールにて14:00開演です。ぜひ聴きにいらしてください。お待ちしていま〜す。
3月17日(日)本日これから,本番のためにホールに向かいます。宮古市民文化会館にぜひいらしてください。充実した男声の響きを聴くことができる…かも。お楽しみに!
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