2月24日(土)盛岡市民文化ホール小ホールで「アフタヌーンコンサート 〜歌とパイプオルガンの調べ〜」を聴きました。パイプオルガンの音は大好きですし,加えてこの「歌」担当が盛岡で音楽を学んで東京藝術大学大学院を修了して大活躍しているソプラノの隠岐彩夏さんだったからです。11月に東京と盛岡で開催したH.ヴィンシャーマン・メモリアル・コンサートでもソロを担ってくれて,ゲネプロで私が指揮をした際にはソリストはすぐ隣なので,間近で音楽を感じることができました。
今回は宗教曲でなく,馴染みのある歌曲やポップスがプログラムでした。バッハのあの難しい旋律を丁寧な息の運び方で歌っていく彼女の息づかいが,ポップスなどの平易な(?)旋律でさらに見事に生かされていて,言葉が明瞭なだけでなく,言葉の情感が伝わってくる歌でした。そしてどんな音域でもどんな音量でもそれが達成されているのです。「うまいなぁ」ではなくて,「いい声だなぁ」でもなくて…。「あぁ,いいなぁ」って感じです。合唱だって同じ声楽です。これは一つの目標だなぁとあらためて感じました(前日同ホールで聴いた合唱はそこが足りないのでした)。
オルガン…難しいものだとこれもまたあらためて感じました…。
スポンサーがついていて,主催者はS&I企画というところでした。こういうスタイルのコンサートもあるのですねぇ。
0 件のコメント:
コメントを投稿