2023年12月1日金曜日

宮古木曜会合唱団:体が楽器です!っていつも言ってるのに…

  11月30日(木)の夜には宮古市の山口公民館に宮古木曜会合唱団の練習に行ってきました。前日一気に雪が降り,街中の道路は雪が解けたものの立丸峠に向かう国道340号線の遠野側などは今シーズン初めて経験する凍結路面でした(しかし峠の北側,川井側は乾いてました!)。ちなみに盛岡に帰る途中の区界峠は圧雪気味の路面で滑りました。

 11月12日(日)以来20日ほど間が空いてのレッスンでした。まずはパレストリーナ。全くハモりません。音質のせいです。響き合う,溶け合う音質にするには身体をどう使えばいいか,比較的うまく行っている状態を意識化させて,それを伸ばしていく…。体の内部は目に見えないので,伝えることが本当に難しいです。そしてせっかく掴んでもらえても,すぐに手放してしまうのです!

 体の使い方とはつまり筋肉の使い方,筋肉運動です。運動ですから効率よく動かす熟達のためにはトレーニングが必要です。それは歌に向かっているときにしかできません。週に1回2時間の練習しかないのですから,そこで筋肉そのものやその使い方を鍛えなかったら,いつ鍛えましょう!!今度の定期演奏会の第2部は「ハーモニーの歴史を辿って」をテーマにしました。パレストリーナ,バッハ ,モーツアルト,グリーグの宗教曲を通して教会におけるハーモニーの世界とその変遷を感じてもらおうという企画なのに,ハモらないのではお話になりません。残り少ないレッスン回数ですが,身体を鍛えてより良い音を目指すよう意識改革が必要だと強く感じました。

 1時間かけてパレストリーナの「Heu mihi Domine」はなんとかハモるようになりましたが,続けて取り組んだバッハ のF-Durのミサの「Kyrie」はまるでだめ。やはりバッハは難しいんですね。ちなみにモーツァルトやグリーグなどのホモフォニーは比較的上手なんです,この合唱団。

 次回は来週12月7日(木)(今気がつきましたが,厳しい日程です!)。せっかく仕事を終えたあと2時間以上かけて雪の峠を越えてレッスンに行き,そして1時間半かけて雪の峠を越えて夜中に家に帰る(合計約230kmの運転)のですから,なんとか良い音楽に近づけられるように,結果を出したいと思っています。皆さんよろしくお願いします…ね

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