9月9日(土)の午前中,強雨の中スクーターでZホールに向かい,SP合唱団の3回目の練習をしてきました。場所は大ホールのステージで,男声を中に女声を左右に置くようにしてみました。参加者はおおよそ50名,半分強でした。2回目にあたる前回は,パート練習を行ってなんとか4部合唱になったといった感じでした。あれから1週間,どう変わっていたでしょうか…
「体を筒にする」は今日も最初に意識づけました。そして《翼をください》と《埴生の宿》の2曲を聞かせてもらいました。音取り音源をLINEで配ってもらっているので,それを利用して練習して来た方が多かったようで,先週より(パワーは弱けれど)途切れずに歌えていたように思いました。
「《埴生の宿》のほうが難しい」という声が多かったので,こちらから取り組みました。結果,約1時間半かかりました。しかし,発声がよくなったためか,あるいは移動ドによる機能和声の説明や階名唱をしたためか,ハーモニー,和音が聞こえて来るようになりました。一方,「音程」というものを聞き取ったり「音高を合わせ」たりすることが難しい方もありました。合唱活動などを通して歌唱経験を積んでいるわけではない方にとっては,これらのことは小学生と同じような状態なのだと気づくことができました。旋律では歌えるけれど,音を取り出して声帯で音高を真似ることの難しさ。
また,各パートの課題も見えました。途中のポリフォニックな部分で顕著になりました。この点については,現状を指摘して,方向を示し,方法のヒントを与えると,練習しながら解決されました。皆さん,飲み込みが早い!
後半に扱った《翼をください》は声もよく出ていました。ですから,表現したい中身を検討しながら目指す音楽像(?)を作り,表現を目指す練習となりました。
今回の催しは「市民の皆さんが楽しめるように」が目標です。合唱活動を通して合唱音楽に親しんでもらい,合唱人口さらには音楽愛好人口を増やすのが私のねらいでもあります。そこで練習の最後の連絡の際に,第30回胆江合唱祭の宣伝をしました。何人かが興味を示してくださったので,LINEでチラシを配信することとしました。聴きに来てくださりいずれかの合唱団に参加するようになると嬉しいと思っています。
2時間近い練習,結構体力を使っていたようで,帰りの列車では爆睡していました。次回は9月30日まで3種間ほど間が開くのですが,その間に練習を増やしてほしいという声もあり,急遽9月23日(土)の午前中(9:30-11:30)に希望者だけの臨時練習を設定しました(もちろん私は行きます)。少しでも練習を重ねてより良い音楽を目指したい,という気持ちの現れと感じ嬉しく思いました。
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