2023年6月10日土曜日

【第8回・報告】合唱音楽研究会奥州:求めるもの

  本日(6月10日(日))水沢教会にて,合唱音楽研究会奥州の8回目の活動を行いました。参加された方はおおよそソプラノ16,アルト16,テノール1,バス2でした。

 発声では先日の日本声楽発声学会での学会長である川上勝功(まさのり)さんの発表を参考に,体を管楽器に見立てること,その管をどの音域でも良く鳴らすように息を流すこと…などにチャレンジしましたが,実際に指導にあたってみると自分がよくわかっていないことがよくわかりました。さらに勉強を重ねます!

 その後,まずメンデルスゾーン作曲の賛美歌を日本語で歌うことで,①音符を歌うのではなく息を流すこと,②言葉を生かすためにまとまりを感じて重さの差を作ること,③移動ド唱法への慣れ,④音の理解&記憶のためのいくつかの方法(A機能和声に位置付ける,B音程感覚を覚える(Choruebungen),C絶対音感)を知ること,⑤聴きあってハーモニーを作ることの大切さ,などを体験してもらいました。

 メインは「モツ・レク」の「Lux aeterna」t31以降を,前回に続いて再び取り上げました。Allegroは難しいのでゆっくりとです。第1テーマ,第2テーマ,その他を歌いながら再び確認し,おおよそ歌えたところで「この曲は一応OK」にしようとしたら,なんと,「もっとしっかり歌えるよになりたい!!」という多くの声。そこで休憩を挟んで,楽曲の後ろの方から纏まりごとに全パートについて音を確認しました。そこから1時間,何度も繰り返しながら,やっと納得のいくレベルまで練習できたようでした。

 こうして「一応最後まで見通せた」状態になり,その後は「モツ・レク」後半の最初「Domine Jesu」および「Hostias」にもどって思い出すために歌いました。

 「もっとしっかり歌えるようになりたい!!」いうほとんどの方の希望,これは皆さんが何を求めてここに集まってきているかということを示しているのだと思い,感心しました…というか私は反省しました。【よりよい音楽】という原点を一瞬忘れてしまっていて,楽に楽しめる活動に傾きかけていたのでした。

 次回は7月15日(土)今日と同じく水沢教会で9回目の活動を行う予定です。あと5回くらいで10月15日(日)の「胆江合唱祭」という当会発の本番の機会となります。次回には10分程度のプログラムを確定して,まずはそれらの曲に取り組もうと思っています(今のところは,「Domine Jesu」と Bachの「Jesus bleibet meine Freude」を考えています)。男声の男性をたくさんつれてきてくださいね!!!!

 明日は宮古木曜会合唱団の強化練習です。また発声についてチャレンジしてこようと思っています。

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