盛岡バッハ・カンタータ・フェラインが「ライプツィヒへの旅 Vol. 3」をやりました。
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日時:令和5年5月21日(日) 14:00〜
場所:岩手県公会堂大ホール
演奏曲目:BWV27,BWV140
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今回もコラール・カンタータ的な作品を2つ取り上げ,佐々木正利先生のレクチャー付きで,多くの会員がソリストを担いながら演奏しました。合唱は40数名,ピアノとオルガンの伴奏付きでした。入場者数は135名との発表がありました。会場の岩手県公会堂大ホールは2度目の使用。山台を3段組もうとしたら箱が足りないなど,ちょっと残念なところもありますが,何より歴史的建造物,岩手県の登録有形文化財とのことで,昭和初期の趣の残る建物です。友人のK氏が建物脇で曰く,「ドイツの教会での演奏会を控えている時みたいだね」。なるほど!
演奏はもちろん楽しんでできました。本番で聞くレクチャーも大変ためになりました(もちろん,無料で配布された24ページに及ぶ「鑑賞の手引き」も)。でも今回最も強烈だったのは,我が1steコンサート・マスターのOK氏の発声指導でした。発声に関わる生理学的なことに加えて,声や言葉の文化論的な視点,さらに歌うことについての心理学的な視点からもアプローチされた,非常にためになる発声練習でした。日本生学発声学会の「学会通信第49号」に理事の小森輝彦さんが書いている「赤ちゃんの声」と題した記事と通じる見方・考え方でした(簡単に文字にして表現することはできません…)。
第4回の前に,11月5日(日)に「H.ヴィンシャーマン・メモリアルコンサート」を盛岡市民文化ホール大ホールで開催します。オーボエの印象的なカンタータ3曲(BWV27,93,104)です。久しぶりのバロックオーケストラとの共演です!ぜひ聴きにいらしてください。
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