5月13日(土),14:00から,第7回の活動に取り組みました。会場は日本基督教団水沢教会(水沢保育園の隣)でした。良いお天気で出足が良く,29名集まりました。ピアニストはEさん(お忙しい中ありがとうね)。そして今日はテノールが2名!倍増です!
発声練習では鼻腔や咽頭上部を開けることを意識するために,私の首の後方を触ってもらって筋肉の動きを感じてもらいました。おかげで結局私のトレーニングになりました!
突然でしたが,声出しを兼ねてメンデルスゾーンの賛美歌「Hark! The herald angels sing」(Weinachtshymne)を歌いました。加えて「移動ド唱法」についても簡単に説明しト長調の楽譜でチャレンジしました。主旋律を何度かさらって慣れたあたりに四声体の合唱部分に突入したのですが,皆さん結構すんなりと移動ドで階名唱していました。その後『賛美歌21』の第262番,こちらはヘ長調(で編曲も結構ちがっていたのですが)ながら調性感覚を活かしてすんなりと階名唱できました。調整音楽は機能和声のしくみと感覚がわかると音楽を把握しやすくなるので,そういったトレーニング(慣れ)も重ねていきたいと思っています。実はヨーロッパの人たちは教会の礼拝での賛美歌などを通して子どもの時から慣れ親しんでいるんですよね。
続く「モツ・レク」。今回は復習なしで,予告していた「Lux aeterna」からすぐ始めました。
ソロの後から30小節までの短い中に様々な構造のパターンがあるので,まずはその構造を掴み,それに応じて練習しました。
・t25-30はソプラノがリードするホモフォニックな展開
・t22-24は各パートがそれぞれの音形を3回積み重ねながら下降
・t8-14はソプラノが定旋律,男性は2声で和音作り,それにリードされながらアルトが追いかける
と,歌いやすいところをさらってから,短いながらt16-21部分に取り組みました。ここはフーガ&メリスマで最も苦手とするパターンです。第1テーマと第2テーマを確かめ「これらの主役がしっかりかつ同じように聞こえること。後は出しゃばらないこと」と整理してみたら,案外すんなりとご理解いただけました。
ここまでやってからt31からのAllegroのフーガに取り組みました。ここもt16-21と同様にまずは第1テーマ全てを確かめ歌ってみました。その際に各パートの入りの調や入ってくるタイミングなどを検討することを通してモーツァルトが音楽の緊張感を高めていった手法・意図を読み取ったりもしました。第2テーマでは第1テーマとの呼応関係も確認しました。
テーマ以外のところには手をつけられませんでしたが,本日はここまでとし,復習として「Agnus Dei」「Sanctus」「Hostias」の音を出しました。「Osanna」は予想通り…でした。また次回,歌い慣れていきましょう。
本日は新しく2名の方がいらっしゃいました。ソプラノで先に参加していらしたSさんの旦那様は盛岡から,そして大学合唱団の後輩のEさん(30数年ぶりにお会いしました!)は一関からと,広がることは嬉しいことです。
また10月15日(日) の胆江合唱祭への参加についても賛成いただき(提案時に拍手もありました),発表機会の具体的な目標も見えてきました。
次回は6月10日(土),今日と同じ水沢教会で14:00〜17:00です(そして,今日と同じで宮古レッスンの前日です)。最後のフーガをしっかり歌えるように練習したいと思います。1ヶ月間,健康に気をつけて(コロナはまだまだ身近にあります)過ごしましょう。皆さん,またいらしてくださいね(男声を連れて!)。