5月14日(日),宮古の「うみまちひろば」(元の宮古警察署)の2回会議室で,宮古木曜会合唱団の今シーズンの最初の練習をしてきました。3月5日に第40回記念定期演奏会を開催して前シーズンが終わり,それから2ヶ月ほど置いての新シーズンの開幕でした。
ソプラノ2名,アルト6名,テノール1名,バス3名のご参加でした。会場は会議室,まっ平の壁もあり(これは,横隔膜を下げる方向を体感する発声トレーニングに有効でした),ビンビン響くので,合唱練習には最高でした!
第41回定期演奏会は3部構成で,第3部はSS君の指揮で『蔵王』です。第1部はSS君の選曲で(指揮は私)合唱曲のポップなものを数曲集めたステージです。
第2部は「宗教音楽の世界 〜ポリフォニーからホモフォニーへ〜」と題して4曲集め,本日は主にこの4曲の「音出し」でした。音出しと言っても宗教音楽は馴染みがなく難しいので,どの曲もまずは聴いて馴染むところから始めました。
1.パレストリーナ作曲のモテット「Heu miki, Domine 主よ,救いたまえ」
ラテン語の作品です。カワイ出版の楽譜は調号がない調(?)で書かれているので,まずはそのまま階名唱での初見大会をしました。とてもよい響きの部屋でしたので,楽に豊かに響き合い,ルネサンスのポリフォニー音楽らしいハーモニーを楽しむことができました。歌詞をつけて歌い出した途端にまったくハモらなくなったので歌詞つけはすぐやめましたが…。
2.モーツァアルト作曲ヴェスペレKV339から「Laudate Dominum」
ソプラノ・ソロはもちろん器楽も合唱も美しいこの曲は,ヘ長調で書いてあります。移動ド唱法での初見大会(もちろん無伴奏)です。1,2小節苦戦したところはありましたが,ほとんど音は取れたので,「Gloria Patri …」の歌詞をつけました。大方出来上がりです。
3.グリーグ作曲のモテット「Ave, maris stella」
こちらは,歌い出しがト長調,中間部がロ長調でまたト長調にもどるで,その部分部分で読み替えながら,全員で全パートを声に出して(響きにも譜面の読み方にも)慣れるようにしてみました。これも転調部分を除けばだいたい音がとれました。div.が思った以上に多いので,今後の工夫が必要です。
4.バッハ 作曲のルター派ミサ曲F-durから「Kyrie」
そしていよいよバッハです。バッハ 作品の中でも①歌詞が簡単,②メリスマが少ない,③和音が難しすぎない,という点で選んだのですが,やはりハードルは高そうでした。そこでまず,全てのパートに出てくるテーマを全員でさらいました。「次のテーマは何小節?どのパート?では歌ってみましょう」ってな具合に6小節くらいずつくらい音を出して,その後はテーマだけをリレーして歌っていきました。これで骨組みはできました。
次回は5月18日,今週の木曜日に職場から宮古に向かい19:00-21:00山口公民館で練習して盛岡に帰る270kmコースです。バッハ の細部の音取りか?パレストリーナの歌詞付か?様子をみながら,貴重な練習の機会を使っていきたいと思います。
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