2023年3月25日土曜日

【第4回・報告】合唱音楽研究会奥州:教会の響

  昨日( 3/26(土))は,合唱音楽研究会奥州の4回目の活動でした。参加者は30名ほど。その内バスは3名,テノールは1でした。もっと増えると合唱の響きは充実します。でも,3人や1人であっても「歌いたい!」と思って活動に参加するって,素敵です!その意欲に応えなくっちゃ,って思っちゃいます!男声が少ないので今回から並びをSTBAにしてみようと思っています。それからピアニストのYEさんもしっかり予習して,久々にきてくれました。忙しい中,ありがとうね。

 場所は,予告していたように日本基督教団水沢教会でした。活動の30分前から来られる人がきて机や椅子のセッティングを変えるなど会場準備をしました。この準備に参加する方の多いこと!テキパキと進み,人も集まり,予定時刻の10分前くらいにはもう30名近くが座って開始待ちの状態なんです!伝わってくる「やる気」そして「期待」。わくわくしますし,気合が入ります。

 始めに会場を借りるためにご尽力くださった,教会員で他の合唱団員であるTさんをご紹介して御礼を伝えました(練習を聞いてくださっていて,「いいですねぇ」と仰るので「いっしょに歌いましょう」としつこくお誘いしておきました)。
 発声練習の後,歌う前に会長をご紹介しました。SMさんがお忙しい中引き受けてくださいました。リーダーとして信頼のおける方です(副会長は今後の課題です)。どうぞよろしくお願いいたします。それから,今回はソプラノに1名の新入会員がありました。嬉しいですね。
 初めは発声を兼ねて,バッハ(BWV147の10曲目コラール)の復習からでした。音を思い出し,歌詞を思い出して数回繰り返し「口慣れ」をめざしました。前回と違って今回はピアノでの伴奏がつき,しかも教会です!ドイツのプロテスタントの教会の内部のことや,礼拝でのコラールの扱い,会衆での賛美の様子などをお話ししながら,教会で歌う教会音楽を味わいました。
 次はモツレクの「Domine Jesu」の復習でした。後ろのフーガの部分から思い出しながらおさらいしました。前回一通りやっているので,繰り返すたびに精度が上がっていきます。バスの音を取りづらいところは,実はアルトとの掛け合いの構造を理解すると音が取りやすくなることも発見しました(こういう学びこそ大事にしていきたいと思っています)。
 休憩の後,本日のメイン・イベント「Hostias」でした。楽譜をみながら音源(H.リリング指揮)を皆で聴いて曲のイメージをつかみました。前半はどのパートも同じほぼ同じリズムで歌詞をしゃべるし,後半はつい先程苦労した「Quam olim Abrae」と同じになっていることを確認して「お得な曲です!」と見通しを持ってもらいました(リリング先生のこともお話しする機会となりました)。バロック的なヘミオラの構造や,バロックとは違うfpといった強弱記号のことなどもお話ししながら,一通り練習し歌えるようになりました。
 最後に続きの「Sanctus」の前半まで歌いました。第1回だったかにやったのですがほぼ覚えていませんでしたので,「次回はSanctus,そして後半の難しそうなOsannaをやります」と伝えて終わりました。

 終わりには牧師先生にも来ていただきご挨拶していただきました(急ですみませんでした)。牧師先生としては「開かれた教会」を目指しているとのことで,私たちの利用を歓迎してくださいました。私たちとしては教会で教会音楽を演奏できることの喜びや学びがあり嬉しいことです。Win & Win の関係といいましょうか,まちづくりにも貢献できたようで嬉しく思いました。そのうち江刺にも活動場所を見出したいと思っています。

 次回(第5回)は4月9日(日)14:00から,常磐地区センターです。多くの方のご参加をお待ちしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

【盛岡某高音楽部】歌いぞめ!

 1月6日(月)盛岡某高音楽部の今年最初の部活動に行って来ました。冬休み中なので午前中です。 まだ部活動を開始しているところは少ないようで,外にも体育館にも運動している高校生の姿はほとんど見えませんでした。音楽室に行くと,昨年暮れにインフルエンザの流行により残念ながら中止となった...