フェラインの練習に久しぶりに参加できました…といっても仕事&列車時刻&雨のために大幅遅刻の20時ころからでしたが。
J. S. バッハのカンタータ103番,"Ihr werdet weinen und heulen"の第1曲の後半でした。「しかし,私たちの嘆きは,喜びに変わるに違いない」と確信を歌うフーガです。バス・ソロのレチの後,バスが初めに「嘆き」のテーマを示し,それが「喜び」のテーマに変わるところからテノールが「嘆き」のテーマで歌い出す…といった展開です。
2つのテーマの《対比》,途中途中に顔を表す喜びの音型の扱い,正確で生き生きとしたリズム感,音の運び方,言葉のニュアンスや子音の強さの程度など,S先生のレッスンは本当にためになります。音楽を生かすこと,どの音も生きている(死んだりダレたりしていない)音楽を実現することが大切です。12月4日に日本声楽発声学会で見た小林道夫先生のレッスンのような緻密さを感じました。30分間の参加でしたが,非常に刺激の多い時間でした。またがんばらなくちゃ!
やはり,バッハはいいですねぇ,難しいけれど。
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