2024年10月2日水曜日

【アンサンブル・コンフオーコ】④日本語はレガートでした

 


 10月2日(水)(「もりおかトーフの日」らしい)の夜,アンサンブル・コンフオーコの4回目のレッスンに行ってきました。前回は2週間前。その後自分たちでの練習が1回あり,先日の日曜日には練習会場としている交流施設アスピア主催のアスピア祭への出場(3曲ほど歌ったとのこと)あり,と活動していたようでした。

 発声練習では喉頭の動きについて説明し,どうなれば咽頭部分の容積が大きくなるかについて,筋肉の動きを体感してもらいました。随意的に動かすのが難しい筋肉群なので,「どうなればいいか」というゴールを体感してもらうことで各自の練習の目標としてもらうためでした。

 初めにフォーレの"Kyrie"。ソプラノは音域によって発声の仕方を変えようとするので,その「癖」との戦いでした。喉の力みによって音量を増し同時に「自分の声に響きがついている」と自己満足するその「癖」を取り去らなければ,各自が本来持っている豊かな響きやそれによってパートが一つにまとまることが実現できません。どこまで許容するか,どこから改善を要求するか,とても難しい判断にいつも迫られます。

 メゾやアルトは低音域のため息を十分に流して音を出すことを手抜きし,身体をあまり使わずに歌っていました。これではハモるための響き(倍音)の豊かな音が出ないし,音楽も痩せ細ってしまいます。四部音符を十六分音符4つに分解することで息の流れを意識させて腹を使うなど,身体を使って音楽することを習慣づけました。

 次にラターの「永遠の花」。冒頭からのユニゾンは,音程の跳躍が大きいにもかかわらずレガートにつないで歌っていました。先週だいぶ練習したのか,あるいは自分たちの発表を録音して聴き直すことで課題(「音符歌い」や「一筆書きでない」)を自覚したのかわかりませんが,とてもよい音楽の雰囲気でした。

 最後にまつしたこうの「ほらね,」。これも丁寧にレガートで歌われていました。「U」の母音の浅さも改善されていました。助詞が重くなるのが少し気になったので修正したくらいでした。

 地元で普段指導している方(コンフオーコの場合はOMさん)がよく学んでくださっていると良い音楽に早く近づけるなぁ,とあらためて感じました。OMさんいつもありがとうございます!あと2週通って3回連続お稽古し,10月20日(日)胆沢文化創造センターで本番です。楽しみです。お時間のある方はぜひ聴きにいらしてください。ちなみに今年私はアンサンブル・コンフオーコ,合唱音楽研究会奥州と全体合唱の3つを指揮する予定です!

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