2023年4月9日日曜日

【第5回・報告】合唱音楽研究会奥州:ひとまわり終わり!

 4月9日(日)に常盤地区センターの会議室(2階)にて5回目の活動を行いました。少々風は強めでしたが晴れの良いお天気の中,30名近い方々がお集まりくださいました。ちなみにバスは4名,テノールは1名でした。男声特にテノールがもっと増えると安心して歌えるし全体の響きも充実するのですが…「ぜひ連れてきてください!」と会員の皆さんにはお願いしておきました。なお,この日もピアノはYEさんが担ってサポートしてくれました。ありがとう。

 発声練習では「口腔内を開けたときの舌の位置はどうなりますか?」との質問が出て,か細い声帯振動を共鳴させて大きく豊かに響かせるための音響学的な説明をする機会を得ました。ちょうど音叉をご持参の方もいらっしゃり,お借りして説明しました。

 復習の最初はBach作曲「Jesus bleibet meine Freude」のコラールでした。ドイツ語の歌詞はまだ喋り慣れていないし,声出し&ハーモニー作りだったので,歌詞なしで音楽を整えました。「歌詞がなくても,楽曲のもつ感情・意味を「音楽的に」表現しましょう。」と,器楽奏者を引き合いにお伝えしたらすぐにご理解くださり,喜ばしいトーンの音楽に変わりました!変われるって大事ですね。

 復習の続きはモツレクの「Hostias」。前半のホモフォニックな部分と後半のポリフォニックな部分を分けて確かめながら何度か繰り返しました。

 そしていよいよ本日のメイン・イベント,2つの「Osanna」。おそらくこれまで,このようなポリフォニックな合唱の経験はなかったと思います。歌ったことのある方は各パートに1名ずつだけでしたが,予習してきた方が数名ずついらっしゃいました。素晴らしい取り組みです。意気込みと期待を感じました。
 各テーマを全員で数回ずつ歌い進めながら音取りをしました。自分のパートでないところを歌っておくことは,経験として記憶に留まりますから,全体の理解に繋がります。また全体の音楽の中に自分の音・パート・音楽を位置付けるのに役に立ちます。時間はかかりますが,パート練習のように自他を隔てて自分のパートだけを覚える方が効率的なように思いますが,長い目で見ると全体を理解しながら自分のパートを覚える方が音楽性が高まると考えています。この日は皆さんがよく集中して各自のパートをおおよそ覚え,2つの「Osanna」をクリアしました!!

 ここまでで,モツレク前半から取り組んできた方々にとっては,一応「ひとまわり終わり」となりました。この先は前半に出てきた音楽の再利用だからです。

 残った時間で「Lux aeterna」の最初のあたりを簡単にさらっておしまいにしました。
 次回はこの続きの二重フーガ部です。モツレク前半に参加なさっていなかった方もいらっしゃるので,丁寧に復習しながら進めていきたいと思います。

 次回は4月23日(日)14:00〜17:00。場所はなんと江刺の岩谷堂にある江刺教会です。事務局長のOMさんが新しく開拓してくれました。日曜日に教会で歌えるのって,なんだか素敵ですね。皆さんのご参加をお待ちしております!!


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