2023年7月22日土曜日

【第10回・報告】合唱音楽研究会奥州:続・息の流れ

  7月22日(土)は水沢教会で10回目の活動を行いました。参加者は30名ほど。気にしていた男声陣はT2,B3でした。また,ピアニストのYEさんも参加してくれました。久しぶりに晴れて朝は気持ち良かったのですが日中には日差しが強くなり,教会内のクーラーを稼働させるほどでした。

 前回の活動から1週間,このように短い間隔で活動するのは初めてかもしれません。短い間隔だと,前回やったことが生きていたり,生きているほどでなくても意識が残っていたりするので,より深い音楽体験までたどり着けます。

 この日も「息の流れ」の意識を掘り起こし実現できるように,発声練習から取り組みました。「体を管楽器にして。息を送って鳴らすだけ」「(音域によって)楽器のサイズを変えない」「一つの息で」「一筆書きの息で」「音符を歌わない」…。続く賛美歌(歌詞なし)で発声から音楽に近づけました。発声練習でやったことを音楽につなぐ時間でした。

 初めてのステージ本番となる10月15日の胆江合唱祭で演奏予定の「Domine Jesu」から練習しました。歌詞なし賛美歌と同様に冒頭から歌詞なしで,息遣いに集中して音楽しました。

  1. 歌詞なし(「ma-」や「a-」など) ← 息の流れを意識
  2. 母音唱(歌詞から子音を除いた母音のみ) ← 楽器を変えないこと
  3. 歌詞で(楽譜通りに)歌う
という段階を踏んで音楽を作ってみました。皆さんとても柔軟ですぐに対応し変化していきました。レガートを基本にした旋律と,豊かな息の流れによって作られる声の響きに起因した溶け合うハーモニーが相当程度実現できたように感じられました。

 最後はバッハの「Jesus bleibet meine Freude」。ドイツ語の歌詞をつけるところまではいきませんでしたが,本日のテーマになった「息の流れ」を大切にした音楽ができました。

 ご参加の皆さんに楽しんでいただけたようで,とても嬉しく終えることができました。次回は8月26日(土)水沢教会です。1ヶ月以上期間が開くので心配&残念です。皆さんよろしくお願いしますね。今日はこれから午前は宮古高校音楽部,午後は宮古木曜会合唱団に行ってきます。昨日の音楽モードをつないでいけるといいなと思っています。

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