2023年3月12日日曜日

【第3回・報告】合唱音楽研究会奥州:外国語は難しい

  3回目の活動を行いました。場所は水沢南地区センターの音楽室でした。

 今回の参加者は開始時点で30名,その後数名増えました。そしてなんと,今回が初めてのご参加という方が5名ほどいらっしゃいました!夏のオペラ「トスカ」に参加したので続けてみたいと参加してくださった方や,高校・大学と合唱していたがそれ以来数十年空けて久々の合唱活動の方など動機はそれぞれですが,そういう様々な方々に楽しんでいただけるようにしていきたいものだと考えています。(学校教育と違った難しさはここですね。学校教育は基本的にレディネスが同程度と想定しているのに対して,社会教育は様々なレディネスの状態を想定して,その方々皆さんに満足いただけるように指導(運営)していかなければならないという点。様々な引き出しとどの引き出しから出すかを的確に判断する力が必要です(程度の差こそあれホントは学校教育でも同じですよね)。)残念なのは,テノールが0名だったこと。バスは4名もいたのに…テノール大募集です!!

 発声練習の後「Domine jesu」に取り組みました。まずは思い出すために歌詞なしで一通り歌い(ここまでで約1時間),その後本日のメインイベントの歌詞づけをやりました。まず対訳をみながら発音を聴き真似てもらっておおよその意味を説明し,1文ごとにその部分の楽譜を見ながらリズム読みをし,その後音をつけて歌っていきました。歌詞をつけて初めからおしまいまで歌えるようになるまで約100分でした。今日はなんとピアニストがいないのにもかかわらずです!素晴らしい音楽性を発揮してくれています!

 後半は,今日持って行ったバッハ作曲「Jesus bleibet meine Freude」(BWV147-10)です。はじめにこの曲を取りあげるねらいをお話ししました。
①バッハは西洋音楽の基礎を作った人(モーツァルトの音楽にも繋がっている)
②でもドイツ語も音も難しいので,取り組む機会があまりないであろうこと(声楽曲が多いことすら知られていない)
③バッハも経験して欲しいが,比較的難しくない(しかも知られている)曲

 G-dur なので音出しはそう難しくはありませんでした。ドイツ語が難しそうでした。でも「分かったらやろう,と思わないで。音楽は分からなくてもできればいい。音楽の基本は真似っこ。分かる楽しみはあとでもいい…」といいながらとにかく真似てもらいました。最終的には歌詞をつけて最後まで歌うことができました。

 ピアノ伴奏がない中でも「Domine Jesu」をラテン語で一通り歌えるようになり,「Jesus bleibe meine Freude」もドイツ語で歌えるようになりました。これは素晴らしいことです!参加者の皆さんの音楽性の高さを示しています!(ちなみに,合唱練習時にピアノ伴奏をやたらに付けないほうが歌い手は鍛えられると私は考え実践しています。耳が働くんですよね。)

 次回は3月25日(土)搦手丁にある【日本キリスト教団 水沢教会】の予定です。水沢病院と奥州市役所の間あたりのところです。曲は「Hostias」からです。「Domine Jesu」ができればあとはそれほど難しくはありません。また皆で楽しんで音楽していきましょう!

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