3月18日(火)の夜,盛岡市の舘坂橋教会で盛岡・バッハ・カンタータ・フェラインの通常練習がありました。先週に続いて指揮者の佐々木正利先生は都合でお休みになられ,今回もコンサートマスターの小原一穂さんのレッスンでした。
座学だけでなくご自身の実践を通して,音楽や声楽の本質的なことをベースにたくさんご指導くださいます。いつもたくさんのことを学ばせてもらえます。今回認識を新たにしたのは次の点でした。
【声楽家の口は喉にある】
意識としては,声帯のすぐ上で歌っている感じでした。その先はまるで響かせるための筒の役目だけです。金管楽器ならぐるぐる巻になっているあの筒の部分。ですからそこは「楽器の形を変えない!」。そういえばかつて一関の某先生も同じようにおっしゃっていたことを思い出しました。こういうことだったのですね。
【音域、母音で喉の形を変えない】
これも,前述の意識からくることです。咽頭部で音が出るのでその先は変えない。口腔部あたりで響きを作ろうとするから声が硬くなる(…でもそのとき「いい声が出ている」「響かせている」と自分では思ってしまっているんですよね。これがやっかいです)。
これも,前述の意識からくることです。咽頭部で音が出るのでその先は変えない。口腔部あたりで響きを作ろうとするから声が硬くなる(…でもそのとき「いい声が出ている」「響かせている」と自分では思ってしまっているんですよね。これがやっかいです)。
【母音は喉でつくる】
これも,「楽器の形を変えない!」ことと同じです。口腔の形や舌の位置で母音が変わる(変える)を考えていましたが,それは会話発声でのこと。より豊かな響きを保つためには「楽器の形を変えない」ことが大事で,そのためにより奥の咽頭部で母音を変える感覚で歌うと響きやすいし歌いやすいように感じました。
これも,「楽器の形を変えない!」ことと同じです。口腔の形や舌の位置で母音が変わる(変える)を考えていましたが,それは会話発声でのこと。より豊かな響きを保つためには「楽器の形を変えない」ことが大事で,そのためにより奥の咽頭部で母音を変える感覚で歌うと響きやすいし歌いやすいように感じました。
前回のレッスンでは【遠吠えが旋律のベース】ということを,コラールやその他の楽曲を使って具体的に(そして徹底的に)ご指導くださいました。貴重な時間だったと思います。昨夏に個人レッスンに行ったきりでしたので,近々またきちんと学んできて自分のものにしたいと改めて思いました。
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