2025年6月16日月曜日

【合唱研第47回:活動報告】音楽に真摯に向き合うこと!

  6月15日(日)の午後,水沢南地区センターの音楽室で合唱音楽研究会奥州の47回目の活動に取り組みました。約30名が参加しました。

 発声では,一通り終えたところで「ソプラノの音域が十分でない」とのご指摘をいただき,ソプラノだけ高音域まで安定して響かせる発声練習を加えました。最近の(でもないか)課題は「音下がり」でしたので,音下がりへの対策のイメージももちつつ行いました。

 少しの間,前日に行われた県南部某合唱団の演奏会に出た人2名,聴いた人3名の感想を交流しました。他の人が音楽をどのように聴いてどのように評価しているかについては,普段はほとんどわかりません(だから,演奏会後にいっしょに飲んだりすると交流できて楽しいんですよね)。言葉にしてみることで自分とは違う聞き方や評価に出会えるのだと思い,これもまた合唱音楽の幅を広げることに繋がると思いました。

 ピアノ伴奏の八木絵未さんが早めに来てくださったので,《Look at the world》のア・カペラでのリフレインのフレーズから練習しました。歌詞なしではレガートに歌えるのですが,言葉がつくと音符歌い&音程まで悪くなる傾向は相変わらずでした。でも妥協せずパートごとに取り出してより良いと思う音楽の方向に進めるように取り組んでみました。その結果,ア・カペラの部分では音がほとんど下がらなくなっていき,合わせてそれ以外の所の音程の悪さにも気づき修正できるようになっていきました。続いて《For the beauty》でしたが,やはり「普通」に歌い出すと音程がアバウト過ぎ!しかしよい音程に戻るのもこの日は早かったです。耳や音高調節の精度が高まったのでしょう。学びの成果ですね。一方で気持ちが「正しく表現」することに向かうと,歌詞の中身が伝わってきません。「上手なことは良いことだし上手でありたいけれど,それがゴールではなくて,伝えたい思いが歌から伝わってくるってことを大切にしましょう」と基本の基本を確かめました。あらためて,音楽に真摯に向き合うことしかないということを思い知らされた感じがしました。

 最後の1時間は《Gloria》。歌詞の発音と意味を再確認し,音読して口馴れしてから歌詞をつけて歌ってみました。以前は一回で最後まで通ることはなかったのですが,今回はほほ通せるようになりました。音下がりもほとんどありませんでした(「ほぼ」とか「ほとんど」とか限定つきですが…)。

7月21日(月・祝)岩手県民会館中ホール:盛岡第三高等学校音楽部「第39回定期演奏会」を宣伝し忘れました(チラシ&ポスターはまだ…大丈夫か?)。

 次回は7月12日(土)の午前中(場所は未定…水沢教会か龍昇殿)です。パレストリーナは《Credo》を中心にルネサンス音楽の「様式」に近付けるように取り組みたいと思います。みなさん,ぜひいらしてください。

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