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2025年12月11日木曜日

【バレエ・観てきました】キーウ・グランド・バレエ・シアター


 12月10日(水),道の駅だいとうやら千厩やらに寄り道をしたその夜,奥州市のZホールで「キーウ・グランド・バレエ・シアター」の《くるみ割り人形》全幕の公演を観てきました。席は1階M列26番というど真ん中でした!

 バレエの鑑賞はほぼ初めてでした。音楽は生演奏ではなく録音を使っていました。《くるみ割り人形》はわかりやすい筋なので,演じて(踊って)いることの意味のだいたいは分かりました。身体の支配,細部までのコントロール,加えて他者との同期,見せる身体の意識,などなど日常の生活にはない価値観が舞台上を支配していて,驚きの体験でした。

 それにしても,音楽と台本と振付と,どんな塩梅で決まっていくものなのでしょう?大筋がもともとあるのは分かりますが,作曲家はどこまで想像して音楽を作るのか?頭の中にステージを想像しているのか?振付や演出は音楽から発想するのか?難しそうなたくさんの作業の上に一つのバレエ作品が出来上がっているのだろうなあ,と思うと同時にチャイコフスキーってすごい!と思わされました。


 来場していた友人によると,Zホールではおおよそ1年に1つバレエの公演をやっているそうです。今回は文化庁の「劇場・音楽等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業」という助成を受けているようで,満席のお客様の中に子ども達の姿がたくさんみられました。地域文化の振興のためにとてもよい企画だったと思います。

 ちなみに,公演の前の時間にZホールを管理している奥州市文化振興財団の理事長ほかスタッフと今後の合唱関連の取組について相談してきました。2026年11月にはヴァイオリンとの共演2027年8月にはオペラ《トゥーランドット》が予定されているとのことでした。奥州市の皆さんとまた楽しく音楽しながら新しい体験を重ねることができたらいいなと思いました。

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